フジケースのCSR

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フジケースは、創業1968 年から約50年以上にわたり「お客様へ愛情のこもった商品と市場をつなぐ企業」の精神を受け継ぎ、企業理念である「豊かさを担う責任」のもと、本業を通じて社会的責任を果たすことが重要であると考えています。

コーポレートメッセージ「無数の使命」は、企業理念である「豊かさを担う責任」に込めた意図をわかりやすく示した言葉です。

内外の環境の変化を踏まえたフジケースのCSR 推進の方向性を「CSR 推進基本方針」として定め、CSR を組織的・体系的に推進しています。「CSR 推進基本方針」に基づき、各組織において、業界ごとのリスクや機会を踏まえた「CSR アクションプラン」を策定し、事業活動を通じて、CSR 上の重要課題の解決につなげています。

CSR 推進基本方針

基本方針は、以下の通りです。

  1. ステークホルダーとのコミュニケーションとCSR 情報の開示強化
    ステークホルダーとのより一層のコミュニケーションを通じて、ステークホルダーのニーズの把握に努め、それらをビジネスや業務に活かし反映させていくこと、また情報開示の強化を通じてステークホルダーへのさらなる理解促進を目指します。
  2. 重要課題(マテリアリティ)の解決に資するビジネスの推進
    持続可能な社会はビジネスを継続させるためにも必要不可欠です。自らのビジネスを継続させるためにも、気候変動や人権問題といった社会的課題の解決に、企業は貢献すべきであり、ビジネスを通じて社会のためにできることをやっていかなければなりません。当社は、自社にとっても社会にとっても持続可能な成長につながる重要な課題を選定しており、事業活動を通じてその解決に貢献することを目指します。
  3. 環境・人権に配慮し、持続可能な資源利用に繋がるサプライチェーン・事業投資マネジメントの強化
    当社のビジネスは自然界のあらゆる資源(水、大気、森林、食糧、鉱物、化石燃料等)の消費と密接にかかわっています。各現場において、事業投資先や取扱商品のサプライチェーン上の自然資源の利用状況について把握し、長期的な事業戦略に落とし込むこと、また人権・労働、環境等の問題が起きないように予防することが、ビジネス自体の持続可能性に直結しています。事業投資先や取引先に当社のCSR に対する考え方への理解と実践を求め、持続可能なバリューチェーンを構築していきます。
  4. CSR・環境保全に関する教育・啓発
    「CSR を体現するのは社員一人ひとり」であることから全社員がフジケースとして行うべきCSR を正しく理解していることが必要です。このため、さまざまな研修などを通してCSR や環境保全に関する教育を実施すると共に、各組織ではCSR アクションプランについての活発な議論を行う場を設け、CSR マインドの浸透を図っていきます。
  5. 地域・国際社会への参画と発展への貢献
    当社は、当社が拠点を置く地域社会の一員であり、また同時に国際社会の一員です。よって、自らがその一員として地域社会や国際社会に積極的に参画し、またその発展に貢献していくことを目指します。当社が、事業展開している地域の社会的課題を把握し、本業と社会貢献活動の両面から地域の中長期的な発展に貢献していきます。
CSR 上の重要課題(マテリアリティ)の選定プロセス

フジケースでは、各事業分野のリスクと機会の認識に加えて、当社の事業戦略や、国際動向、社内外からの意見などを勘案し、優先度合の分析を経て「CSR 上の重要課題」(マテリアリティ)をCSR委員会で決定しました。これらの重要課題の解決に向けた具体的な施策を各組織における「CSR アクションプラン」に落とし込み、継続して検証・補完を行い、定期的にCSR 委員会において見直しをしています。また、CSR 委員会の内容は、CAO が取締役会に報告をしており、長期的な視点で、経営方針にも照らし合わせながら、事業活動を通じた重要課題の解決に取り組んでいます。

  1. 気候変動
    気候変動はあらゆる事業活動に影響を及ぼし得る課題であり、気候変動によっておこる自然災害等のリスクへの適応策と、事業活動から排出される温室効果ガスの削減や、再生エネルギー等のソリューション型のビジネスからなる緩和策の両面から課題の解決に貢献していきます。
  2. 持続可能な資源の利用
    フジケースの多岐にわたる事業活動は、自然から得られる多様な資源とそれらのフローによって成り立っています。資源の枯渇に対する懸念がますます高まる中で、持続可能性に配慮した資源の開発やその利用まで、リスクと機会の両面から取り組むべき重要な課題と位置づけています。
  3. 人権の尊重・配慮
    ビジネスが広域化・複雑化するのに伴い、自社の事業活動の影響を及ぼす範囲も拡大していることを認識し、事業活動全体をバリューチェーンでとらえて、どのような人々に影響を与え得るかを把握し、関わる人々の人権の尊重や配慮を行っていくことが重要と考えています。
  4. 地域社会への貢献
    世界の様々な地域で事業活動を展開する中で、各地域社会が対面する課題やニーズに対して事業活動と社会貢献活動の両面から参画することで、地域の発展への貢献とフジケースの成長につながる新たな市場の開拓を目指しています。
CSR 経営基盤

フジケースは、CSR をメーカー商社としての事業活動を通じて社会に価値を提供し、持続可能な地球社会の発展に積極的に寄与することであると考えています。その責任を果たし、社会から信頼される企業であり続けるには、事業活動を支えるコーポレート・ガバナンス体制や内部統制の整備、人材育成が欠かせません。

当社は、CSR の実践に必要不可欠なCSR 経営基盤の確立に向け、コーポレート・ガバナンス体制の充実やグローバル連結ベースでの内部統制の整備・向上や、社員一人ひとりに人権意識やコンプライアンス意識を徹底させるべく体制強化を図っています。また、グローバル・グループペースでの環境管理を推進し、社会の持続的な発展に向けて取り組んでいます。

コーポレート・ガバナンスと内部統制

フジケースは、社会から信頼される企業であり続けるため、コーポレート・ガバナンス体制の充実とグローバル連結ベースでの内部統制の整備・向上に取り組んでいます。 特に内部統制に関しては、コンプライアンスの徹底を重要な課題と認識しています。

コンプライアンスとリスクマネジメント

フジケースは、信用こそがビジネスの基本であり、信用を守る必要条件がコンプライアンスであると考えます。真に社会から信頼される企業グループであり続けるために、社員一人ひとりにコンプライアンス意識を徹底するとともに、グローバル・グループベースでのコンプライアンス態勢構築に取り組んでいます。

人材を資産に

フジケースにとって、社員は最も重要な資産です。社会に役立つ多様な人材を育成・輩出し、社員
一人ひとりが生き生きと働き、会社と共に成長し続けるための環境づくりを目指しています。

FSC中核的労働要求事項に関する方針声明

当社はFSC-COC規格(FSC-STD-40-003 V3-1)で示される中核的労働要求事項を尊重し労働者の人権を擁護するために以下の通り方針を表明します。

1.児童労働の禁止
  国内法令が定める雇用最低年齢に満たない児童を就労させません。

2.強制労働の排除
  いかなる就業形態においても、不当な労働を強制しません。

3.職業と雇用における差別の撤廃
  基本的人権を尊重し、国籍・人種・出身地・性別・宗教・疾病・障がいによる差別、
  ハラスメント等、人権を無視する行為を行いません。

4.結社の自由および団体交渉権の尊重
  労働環境や賃金水準などの労使間協議を実現する手段としての結社の自由および団体交渉権を尊重します。

2022年11月1日
フジケース株式会社
代表取締役社長 田村 貴寿

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