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ニュースリリース

日光東照宮より感謝状を受賞

2016年04月11日
東京支社長 遠藤 潔は、2015年10月17 日光東照宮より宮司感謝状を受賞致しました。

日光東照宮は昨年、御祭神徳川家康公の薨去400年を迎え、5月17日に400年式年大祭を斎行いたしました。当宮は、元和3年(1617)4月16日、神号御治定の勅使御参向あって以来、正保2年(1645)宮号宣下、慶安元年(1648)以降例幣使の御差遣など特別の思召しを以て尊崇あらせられ、寛文5年(1665)の第50回神忌の後にも50年毎に臨時の奉幣を賜り、近くは昭和40年の350年祭にも天皇陛下よりの御奉幣を拝戴した格別の社柄を有しています。

式年大祭の中心事業はいつの時代も御社殿の大規模修理です。それは境内社殿群の姿が御神威を表すものであるからです。徳川幕府による大修理は「寛永の大造替」にはじまり、約20年の間隔で大小20回実施、明治以降も継続され特に戦後は東照宮、二荒山神社、輪王寺が協力して「日光社寺文化財保存委員会」を結成し昭和25年から「昭和の大修理」に取り組み、さらに平成19年からは「平成の大修理」を開始しました。世界文化遺産に登録されている当宮の国宝は8棟、重要文化財は47棟に上り「文化財の宝庫」と称されますが、その一つひとつが、造営当時のままの鮮やかなる極彩色を維持するには最低でも40年サイクルの修理を必要としており存在する限り修理はエンドレス、創建以来連綿と続く当宮の歴史は、ある意味「修理の歴史」でもあるのです。

佳節を奉祝して実施する事業は他にも春秋大祭の百物揃千人武者行列他の御道具・装束類の整備、境内音声ガイドの導入、新宝物館の建設、その館内で上映する陽明門を題材とした三次元形状計測、色彩計測、高精細画像処理技術を駆使したバーチャルリアリティー映像や御祭神を紹介するアニメの制作、また敬神崇祖の念の喚起が目的の霊園の開設、『東照宮戦後史』、『松平正綱公伝』、『東照宮四季のまつり』や『千人武者行列-日光東照宮神輿渡御祭のすべて』などの出版事業など多数に上ります。これらの事業はいずれも、「東照宮御鎮座の原点を見つめ、未来を展望しながら、次の50年、100年への盤石な礎を築く」とのコンセプトのもと、国際性、永続性、地域性を考慮して計画しました。

今後は50年に一度の祭りが行われ御神威が最も高まる年に「東照宮の400年式年大祭の年に日光詣」、の機運を醸成する奉祝・奉納行事が重要になります。難問が山積し、価値観の転換を迫られている我が国において、今以上に大幅な社会構造の変化が起きていた戦国時代に小大名家に誕生され、御生涯の大半を費やして乱世を終結し、260余年にわたる泰平の礎を築かれた御祭神の御事績や思想などを広く紹介し御神威を宣揚することは極めて有意義なものと信じます。

日光東照宮が定められた基準に基づき、御祭神徳川家康公御奉祀四百年式年 奉祝記念事業の推進に関し積極的に協力し、他の模範となる実績を示した会社、事業所、地域組織、学校などの団体および個人に対し、感謝状の贈呈を行います。

これからも、持続可能な社会の実現のために、社会貢献活動をして参ります。


■ 稲葉久雄
日光東照宮宮司 全国東照宮連合会会長。
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